【技術】PanasonicPLCによるシリアル通信プロトコル変換器の実装

Panasonic PLCは、産業界で使用されている信頼性の高い制御システムです。
Panasonic PLCを使用してシリアル接続された機器間での
通信プロトコルを変換するデータ変換器を作成しました。
具体的には、データ位置や桁数が異なる8ビットBCDや8ビットBCDデータを
STXとETXに挟まれた10進数アスキーコードの通信プロトコルに
相互に送受信するデータ変換器を、Panasonic PLCのラダープログラムで実装しました。

異なる機器間での通信には、互換性のあるプロトコルが必要です。
しかし、異なるビットレートや桁数、データの位置が異なる場合、
データの変換が必要となります。
Panasonic PLCを使用したシリアル通信プロトコル変換器は、
これらの異なるデータ形式を相互に変換し、円滑なデータ交換を実現します。

以下に、Panasonic PLCのラダープログラムを使用したデータ変換器の実装を示します。

  1. 取得したデータを適切なビット操作や算術演算を使用して変換します。
    例えば、8ビットBCDデータや4ビットBCDデータを10進数に変換する場合、
    BCDコードを解析して10進数に変換する演算を実装します。
  2. 10進数データをアスキーコードに変換します。
    Panasonic PLCのラダープログラムを使用して、
    10進数データを対応するアスキーコードに変換する処理を実装します。
  3. 変換されたデータの前後にSTXとETXを追加します。
    これにより、データの始まりと終わりを明示します。
  4. 変換が完了したデータをシリアル接続された別の機器に送信します。
    受信側の機器は、STXとETXによってデータの境界を検出し、正確に解釈します。
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