【安全衛生】KY活動について 第1回

2023年06月22日

こんにちは、(株)スマートエイジングサポートのIです。
KYについて、まずはKYとは何か、どういった意味や目的があるのか等、
KY活動やKYトレーニングをする意味、目的をはっきりさせたいと思います。

KYとは

KYとは(K危険 Y予知)の意味になります。
危険予知とは、これから実際に制作作業、工事作業の実務につく際、

  • この作業にはどんなことが危険として考えられるだろうか。
  • その危険にはどのような災害が含まれていて、どのような事故となってしまうだろうか。
  • その危険や災害、事故はどのようにしたら防げるだろうか。

等その作業をした時、している最中に起こる可能性がある災害や事故を具体的に考えてみて、
こんな危険があるよね⇒じゃあどうしたらその災害を防げるんだろうかと対策を考えてみる。
そして実際にその考えた対策を実践してみる。これが大まかなKY(K危険 Y予知)になります。

KYは日々の業務の中でKYを意識しながら作業する必要がある為、考え方や訓練が必要になります。
(ある危険性を思いつくためには日々考えて行く訓練をしないと、その方法や考えが思いつかない。)

KY活動・KYトレーニング

前項で説明したKYを日々実践していくのがKY活動・KYトレーニングになります。

KY活動・KYトレーニングとは

  • 実際の業務に近い作業を例に、その作業についてのKYを考える。
  • 業務につくみんなでその例のKYを出す。
  • 出したKYに対して防ぐ為の対策を考える。
  • 出したKYの中で一番危険なものに対して更に深掘りして対策を検討する。
  • 深掘りしたKYに対しての対策で最も有効なものを本日の作業テーマとする。
  • テーマの対策が作業前にできているのを一人一人が意識できるよう指差しにて呼称する。

大まかに上記の流れに沿ってKY活動・KYトレーニングを日々実践し、
考え方や危険ポイント等を訓練していきます。
そして、実際の作業でもこの日々行っているKY活動・KYトレーニングを元に、
作業前にはみんなでミーティングをして危険ポイントを洗い出し、
対策をして、その作業に当たる前には指差しにて確認、呼称します。

もしKYをしていないとどうなるか。

作業者それぞれがそれぞれの考えで動くので、
その危険性を意識していなかった場合や、ちょっとした不注意、
意識外になった時に災害や事故が起こる可能性があります。

※災害・事故は小さい大きい関係なく、何か起こったら全て災害です。
 小さい災害は偶然その時小さい災害で済んだだけのことであって、
 その小さい災害が大きい災害に繋がった可能性も有ると思います。
 大きい災害にならなかったのは、その時「ただ運が良かっただけ」です。
 また、一人一人の作業だとしても関わっている全員に絡む可能性もあります。
※災害・事故は最悪人命に関わるものとなる可能性もあります。

KYは仕事だけではなく日々の生活でも同じことと思います。

例えば僕なら

「子供が捕まり立ちをした時にひっくり返るかもしれない、前後左右には柔らかいものを置いておこう」
「電車の駆け込み乗車をしたら階段から滑るかもしれないからやめておこう」
等これも危険を防ぐ為に行っていることで生活していると少なからず
みんなどこかしらでKYをしていると思います。

よく聞くのは自動車の教習所での「かもしれない運転、だろう運転」と同じです。
その延長線上として仕事でもそれを取り入れ、かつそのKYをみんなで共有し
みんなが安全に仕事ができるように気を付けて行ければと思います。

以上がまずKYについての大まかな意味・目的となります。
次は実際の弊社のKY活動・KYトレーニングを記事にしたいと思います。