スマートエイジングサポート(以下SASと呼ぶ)は、製品やカスタム品設計の受託を行っています。
お客様が満足できる「納期 と 品質」をお届けできるようにするため、5年前から「SASブランド」を立ち上げ、社員全員で力を合せて日々の業務を行っています。
その活動をご紹介する「SASブランド」シリーズの、今回は第6回になります。
「SASブランド活動報告会」を5年前から毎月1回開催してきました。今月で58回になりました。
今回は、「構成図の重要性」をご紹介します。
連載記事はこちら → 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 (第6回) 第7回
構成図の重要性
これは、現在設計中のシステムの全体構成図になります。特に、気を付けて作成した内容は下記の通りです。
①枠を太く見せ、製品本体がどれ、基板がどれ、といった構成をわかりやすく表現する
②基板から外部に行く時はコネクタなのか、直接なのかを明示する
③製品の外側に出るものもわかりやすく飛び出しているように記載する
④複数の信号、配線はある程度の束にしてごちゃごちゃ感を防ぐ。更に、可能な限り省かず全ての数を書く
⑤基板の構成がわかりやすく (基板は何枚あるか、規模感、どんなICがどのように接続されるか等)
⑥その他
- 複数の信号、配線は可能な限り省かず全ての数を書く
- 製品外部と内部の構成を線やカラー、ブロックの奥位置等で確実に明確化できるように工夫する
- ただ大雑把にブロックを置くだけではなく、線の太さ、整列感、文字の大きさ、色、ブロック大きさ、位置、幅等で工夫して見やすくする
- ブロックや図で表現しづらいニュアンス等はコメントとして都度記載する
- 基板はカラー化して、図面にメリハリを持たせて見やすくする
- 回路が分かりづらくなりそうな箇所は可能な限り細かくブロックを書く
このブロック図を作成するにはとても時間がかかってしまうが、一目でシステム全体が見えて理解できます。
このような構成図は、とてもシンプルなものと考えています。
目指す構成図は、専門家ではなくても誰でもわかる構成図です。
そして、今回は他部署の人から非常に分かりやすいと言ってもらえました。
このように、設計者以外のプロジェクト全体にかかわる人たちが同じ認識でシステムを理解できるようになることも非常に重要な事と思います。